第18章 みんなで旅行!
それは全員がポカンとした顔をしていたからだ
『…俺なんか間違えたか?』
寂雷「すまないね、さんの引き出しの多さに驚いてしまって…」
引き出しの多さと言う言葉には首を傾げる
『俺からしたら全部当たり前なんだが…』
学力、DJの腕前、品、体力
どれをとってもはずば抜けている
零「どこでそんな事覚えて来たんだ?」
『さぁ?俺には戦争時の記憶しかねぇ。俺自身どこで生まれ、何をして育ったのか記憶がねぇ』
苗字すら思い出せねぇんだぜと笑う
余程辛い過去がある人間ほど記憶は飛んでしまう
は戦争と言う辛い現実よりもしかしたら戦争前の現実の方が辛かったのかもしれない