第18章 みんなで旅行!
?「っ!」
相手はその光景に息を飲む
ただそこに立ってるだけ
それなのに神秘的な者に見えて
『聞いてるか?俺は行く気ない』
?「分かった…」
相手はそれだけ言うとサッと去ろうとする
けれどその顔は迷子になった子供のようで──…
は放って置けなくなる
『アンタ名前は?』
?「匕首 御籤<アイクチ ミクジ>だ」
『俺はだ。…お前なんでそんなに悲しそうな顔してんだよ』
それを聞かれた御籤は視線を彷徨わせる
御籤「…何でもない」
『そーかよ。まぁ何かあったら頼って来いよ』
優しい言葉に御籤は驚きながらも何処かに去って行った