第17章 熱を出した少女
『やめろ!触んな!俺は…もう…失う訳にはいかねぇんだよ!』
一郎達は自分が何に見えるのか分からない
だが、圧倒的な拒絶
一郎「さん!」
寂雷「意識しっかり持ってください!」
『っ……!一…郎…?寂…雷さん』
あれだけ暴れてたの意識が戻った
一郎「分かるっすか?」
『分かる…。っ!お前その怪我!』
一郎「これくらい大丈夫っす」
自分の意識がないうちに何が起きた?と言いたげなだが、拘束具されてない事に気付いた
『俺のせい…だよな…寂雷さん。拘束具お願いします。これ以上俺が大事な奴らを傷付ける訳にはいかねぇんだ』
あの暴れようでは看護師も近付けない為、寂雷は静かに頷いた