第16章 出張オオサカ!
夜明けが来る前には目を開ける
まだ薄暗くボーッとする頭
『……(師匠はまだ寝てるな)』
ベッド代わりにしていた呂駒呂の上から退き着替える
『体いってぇ…』
バキボキと鳴る体を引き摺って、頭を覚ますためにシャワーを浴びる
『……ふぅ…』
ドライヤーで適当に乾かし、呂駒呂に毛布を掛けると外の空気を吸う為にコーヒーとタバコを持ってベランダに出る
『……夜明けだ』
キラキラと輝き始める空と街並み
オオサカは凄く煩い街だが、まだ眠っている為静かだ
『オオサカ・ディビジョン来れて良かったなぁ』
【どついたれ本舗】と知り合いになれたのは本当に収穫だ