第16章 出張オオサカ!
ボーッと静かな空間で考えるのは大事な人の事
『アミリアさん元気かな…。アイツらは無理してねぇかな…』
蓮琉が居ればそれだけで良かったのに
いつしかこの両手じゃ抱えきれないほど大事な奴らが出来ていた
『……会いてぇな…あの軍人に…』
顔すら覚えてないが確かに覚えてる
今の俺はどう見えているか
お前からもらった名前に相応しいか
大事な奴らを守れているか
『シャワーでも浴びるか』
着替えを取り出しシャワー室へ入る
鏡に映るのは"女の体"
男の精を吐き出された穢い身体
だがそれも後悔はない
結果的に蓮琉は綺麗なままだ