第14章 少女の過去
泥だらけで花を手向けるを見つけた全員はその姿に見惚れた
『いつか…お前に逢いに行くから』
がそう言うと優しい風が吹いた
それにニッと笑う
それは強く気高く真っ直ぐだ
『!……お前ら…』
気配で感じ取ったのかは驚いたが、すぐにいつもの笑顔になる
全員「探したぞ/ました/よ」
『悪ぃ悪ぃ』
いつもの飄々とした姿
あの光景が嘘みたいだ
左馬刻「何してたんだよ」
『秘密だ』
そう言って歩き出す
──いい仲間をもったな、。またな──
バッと振り返ったはフッと笑うと、片手でヒラリと手を軽く振った