第14章 少女の過去
蓮琉「お姉ちゃん!?」
理鶯が連れて帰ると慌てた様に蓮琉が近寄って来た
理鶯「疲れて眠っているだけだ」
蓮琉「……良かった…」
ポロポロと泣き出す蓮琉
本当の姉妹より強い絆が見える
理鶯「蓮琉はに慕っているんだな」
蓮琉「お姉ちゃんは…どんな時も笑っていて…いつもご飯も持ってきてくれて…私何も出来なくて…それでもいいよって…お姉ちゃんが助けてくれた"命"だから…恩返しがしたいんです」
そこまで言うと蓮琉はボロボロと泣き出した
蓮琉には殆ど傷がなく、代わりにはボロボロだ
自分の"命"さえ、蓮琉に分け与えているのかと理鶯はその小柄なに敬意を払った