第14章 少女の過去
「何だ?随分物分りがいいな」
『コイツに手を出したら殺す』
─────
───
─
「コイツ化け物かよ!」
「酒全部ねぇぞ!」
「1回は噎せたタバコも今は平気だ…!」
簡単に壊れると思っていた男達はの異常さを見せ付けられる
『ゲホッ…ゴホッ!……どうすんだよ?…まだ俺とやるのか?』
酒もタバコも無理をしていた
本当は吐きそうなくらい気持ち悪い
けれど"拾ったなら最後まで面倒を見ろ!"という名も知らぬ軍人と約束を守る為に自己犠牲をしていた
蓮琉を守る為、この貰った命を守る為、この身体1つで出来るなら守り通そうとしていた