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凛として咲く華の如く
第13章 彼女のフリ
『あっあはは…忘れてた』
そして帽子をグッと下げる
今更ながら恥ずかしいと思ったのだ
一郎「っ……」
ドキンドキンと脈打つ心臓
に触りたくて、一郎はギュッと抱きしめた
『おっおい…!?』
一郎「すんません。ちょっとだけこうしててもいいっすか?」
はポンポンとその背中を優しく叩く
『俺そろそろ…』
一郎「送ってくっすよ」
断られないかと不安な一郎はキュッとの指先を掴む
その手は震えていた
『……なら、頼むわ。彼氏さん?』
ニッと笑ったは、足音立てず行ってしまう
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