第12章 少女昏睡状態
グッグッと体を伸ばしたりするに寂雷は見惚れる
寂雷「(とても綺麗な身体の使い方だ)」
『ん?何だよ寂雷さん。俺の体に興味でも湧いたか?』
ニヤッと挑発するように少しだけチラリと腹見せする
寂雷「大人をからかうものじゃないよ」
『はは、まぁこんな傷だらけのガキに欲情なんてしねぇか』
寂雷「そろそろ私は行くからね。その様子だと明日には退院出来るから」
は、はーいと軽い返事をすると再び体を動かす
パタンとドアを閉めた寂雷は大きな溜め息を吐き出した
寂雷「全く…誰が欲情しないなんて言ったんですか…」
ボソッと呟かれた声は誰にも届かない