第11章 捕まった呂駆呂と蓮琉
『駆け出しのラッパーな』
倒れている相手の顔を掴む
『そりゃ残念だな。俺は命賭けてんだよ。駆け出しだろうが、下手だろうが、この世界をぶっ壊す為にな』
覚悟の違いをありありと見せつける
『中王区にもそう伝えとけ。俺の大事な奴らに手ぇ出した事後悔するぞってな…』
そこへパトカーのサイレン
『タイミングバッチリだな。さてと…』
「クソガキが!調子に乗りやがっ…!」
バキィッと骨が折れたような音がする
『テメェにカギ扱いされたくねぇよ』
人を魅了する瞳は残酷に光る
さっきの音はクソガキと言われたが相手を蹴り飛ばした音だった