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【呪術廻戦】infinity

第64章 生き方


*****

「…大丈夫っスかね」
「さぁ」


走るのでもなく、ゆっくりと歩いて進む。
途中から彼女の術式を使うんだろうけど、とりあえず外に出ないと何も始まらない。


「五条さんの件が効いて…」
「元々不安定だったし。会話できてるから多分大丈夫よ」


本当にやばい時は会話をしてくれないから。
そもそも、あの時がMAXでやばいと思っているけれど、もしかしたらまだまだ堕ちることができたのかもしれない。


「さて。そろそろ術式使いますよ」


と、その時だった。


「釘崎!」


聞き覚えのある声が上から降ってきた。



鵺だ。



「千夏さん、借りてもいいか!」



焦りの様子。
それに寄せるは、片手で数えられる数ヶ月の信頼。


「いいぞー。もってけー」


急降下した鵺から飛び降り、彼女の横に降り立つ。


「禪院先輩は」
「今は一緒にいない。多分まだ地下」


会話の様子を横で眺める八乙女姉妹。
しかし、まぁ…よく似ていること。


「千夏さん、一緒に来てくれませんか」
「何すんの?」
「禪院先輩に呪具を。本来、一緒に行動すべきだったんです」


今の真希先輩、ほとんど丸腰みたいなもんか。
確かに、優先順位は高い。


「いいけど…」
「あー、私らのことなら気にすんな。2人で行けるから」
「千春…さん?にある程度治してもらったんで、私も動けるっス」


千春、という名前を聞いて、伏黒の顔が固まった。
私も詳しいことは知らないけれど、彼女の姉は既に死んでいたはず。
まさか、虎杖みたいなことが起きたとは思えないし。


『待て』


千春さんが伏黒の手を握る。


「…なんすか」
『…いや?宿儺はどうした』


それだけ?
意味もなく他人の手を取るか?
千春さんのことがよく分からない。


「別行動です。狩野さんh」
『知ってる。無事だ』
「……この手は?」
『ああ、すまない』


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