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【呪術廻戦】infinity

第63章 望まれた暁には死を


*****

「それで、どうしたらいいの」


千春ちゃんが1歩、また1歩、と千夏ちゃんから離れる。


(おーおー…雰囲気が変わったねぇ)


質問が鍵になったのか?
恋人ではないらしいが、これは何とも複雑な関係がありそうだ。


「行動としては、閉門した奴のところに行って領域展開をするだけ。その領域展開が」


と、その時だった。


前方に見えていた帳が消え、先が見えるようになった。


「…ま、続けるよ。それで」
「待って」


千夏ちゃんは先程までとは違う、はっきりとした物言いで言う。


「千春、野薔薇が来た」
『あの子なら大丈夫だろ』
「良くない。行って」
『そしたら』
「いいから。行って」


そういえば、千春ちゃんのことを何も聞いていない。
……千夏ちゃんから離れることは可能なのか。
益々彼女の存在の謎が深まる。


「野薔薇って?」
「私の大切な子。ごめん、続けて」
「…必要だから聞くんだけど、千夏ちゃんは誰かの呪力の…形?とか、質…とかって分かるの?」
「いや。野薔薇には紙、持たせてるから。あいつ、多分破ったんだと思う」


紙。
それは千夏ちゃんが作った御札のようなもの。
自分の呪力を込めているから、その紙自身に変形などの異質な害が加えられると、その場所が大まかに分かるんだとか。


「これは烈日呪術と関係ある?」
「いや、ない。けど、千夏ちゃんなら出来るかも」
「どうして?」
「私の…」


私の術式と同じだから。
そう言うのはなんだかずるい様な気がして────


────千夏ちゃんの親であることを強調してしまうようで。


「私の勘。よく当たるの」
「そうなんだ。それで、領域展開の事だけど」
「ああ、うん。それもその時。実際に領域展開する時に私が助け舟を出す。そしたら、100%上手くいく」
「やり方、教えてくれないの?」
「千夏ちゃん、考えるより行動派でしょ?大事な時にあーだこーだ考えてる失敗されたら困るからね」


さて。
問題はここからだ。


見た感じ、本調子じゃないし、メンタルもやられてる。
ここから、どうしたら120%の千夏ちゃんになるか。


そうじゃないと、ここから厳しい戦いになってしまう。


もちろん、私の勘だ。



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