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【呪術廻戦】infinity

第63章 望まれた暁には死を




「ここまでは千春ちゃんも分かってると思う。んで、ここからは考えれば分かるんだけど、この広すぎる世界でたった1人を見つけるのってめっちゃ大変でしょ?」


少し疲れたようで、ママは適当な瓦礫に腰をかけて話を続ける。


「だから、烈日呪術を上手く使うのが1番手っ取り早い」
『それは』
「もちろん、上手くいく保証はない」


術式は生まれた時から体に刻みつけられているものだけれど、私は例外。
千春という存在がいたから。


「千夏ちゃん」
「あ、はい」
「無下限呪術って知ってるよね?」
「うん」


悟が使うやつ。
昔はよく真似して遊んだものだ。


「あれって五条家相伝の術式だけど、別に五条家に産まれたら絶対に無下限呪術を得られるわけじゃない」
「うん、なんか聞いたことある気がする」


すると、ママは呆れたようにため息をつく。


「…ねぇ、千春ちゃん。もっと厳しくいきなよ」
『早く次にいけ』
「はいはい、でね?」


千春の望みは、私が幸せに生きること。
そして、術師の使命は己の命が尽きるまで戦うこと。
だから、千春は私を呪術界から遠ざけようとしてくれた。
それは今の無知に繋がっているけれど、千春を責めようと思ったことは1度もない。


「無下限呪術を手に入れられなくても、高確率で別の術式が付与されるよね?」
「うん」
「そのうちの一つが烈日呪術なの」
「…ほぉ」
「ごめん、言い方が悪かったね。もっと事実を明確にして言うと、無下限呪術と同じくらい使い道がある術式なの」


これまでの話も考えると……私の術式は

・五条家の血が流れている
・無下限呪術を持っていない

ときに手に入れることが出来る…ってこと?


『多分、考えてることはあってるけど、的を得ていない…というか、正しくないと思うよ』
「えっ」
『紅。この子に理屈の説明はいらない。結果だけ教えてくれ』


まぁ、理屈を説明されても分からないし。
千春には反抗しない。

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