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【呪術廻戦】infinity

第61章 封


'*****


『どうするの?』
「あっち。なんか変な感じがするから行く」


今は恵達と一緒にいられない。
誰かを守るなんて責任を負えるとは思えないから。


『…』
「どうした?」


千春の様子が少し変。
本人は大丈夫だというけれど、少し気になってしまう。
今、千春に何かあったら私は……どうなってしまうのだろうか。


(ここ…)


この地域、渋谷で最も高いビルの入口にやってきた。
無意識に飴に手を伸ばす。


「中に呪霊いっぱい。上にあがらせたくないのかな」
『つまり?』
「上に何かある?」
『正解。行こう』


ガリガリと飴を噛んで飲み込む。
呪霊が沢山いても、必ずしも中を通る必要は無い。
私は一定時間から飛べるし、ある高さまでジャンプするのも得意。


ぴょん、と軽く地面を蹴って術式を使う。
そうすればあっという間に屋上を見下ろせた。


(大人が4人…子供が2人)


相手は既に私に気づいていたらしく、特に驚く様子はない、


「こんばんわ」


見ただけで分かる。
この人たちは1人残らず腕がたつ。


「へへ…まさかお前が来るとはなぁ…」


気持ち悪い笑い方。


「待っててくれたの?」


返事は特にない。
待っててくれたのなら、それなりに構ってあげようと思ったのに。


「まぁいいや。とりあえず、この内側の帳を壊したいんだけど」
「…はて」


…もしかして見当違いだった?
ただ、気配がある方へ来ただけなんだけど…。

そもそも、この帳をかけた人って中にいるんじゃないの?
それに、この帳を壊したら、例の呪霊が外に出てしまう。
いいの?


『あそこにあるやつを壊せばいい』


…まぁ考えても難しいことは分からないから、そういうことは全て千春に任せる。
だって、今は千春がいるんだもん。
千春の言うことを聞けば間違いない。


「五条悟に加えて、お前まで殺せたら…ひっひ…一生自由だな」
「誰を殺すって?」


皆して、殺す、殺す、殺す…。
どうして人を傷つけてまで、自分が幸せになろうとするの?


「オガミ婆。頼むぜ」
「はいよ」


皆、人を傷つけなくても普通に生きられるじゃん。
それでいいと思わないの?

私はそれすらできてないのに────!!
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