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【呪術廻戦】infinity

第1章 千夏様


私は呪術師になる前から、五条悟とは知り合いだった。
その頃の私は、普通に呪霊が見えていた。
しかも、恐怖心など皆無で人間と同じように呪霊に話しかけていた。
なんて馬鹿で可愛いのだろうと思う。



五条悟と知り合いと言っても、ほんのちょっと話したくらい。
あっちは今と同じで全く可愛げがなく、口が悪かった。
今思えば、なんでそんな子に話しかけようと思ったのだろう。
あまり覚えてないけど、普通の人とは違う、キラキラの目を見て『うわ、チョー可愛い』みたいな感じで突っ走ったのだと思う。



当然、めちゃくちゃ警戒された。
けど、私はそんな五条のスペースに入り込んで。
そして、逃げられた。



幼いけれど、当時の五条のレートは億越え。
そんなことも知らない私は、何食わぬ顔で五条を付け回しては、一緒に遊んだ。
最初の頃は私が一方的に喋ってただけだけど、徐々に五条も話してくれるようになった。



そしてある日、私は誘拐された。
五条狙いの術師殺し捕まった。
当時、両親は私のことにあまり干渉しなかったから、帰りが遅くなっても警察に連絡するとか、そういう行動は起こさなかった。

だから、ここで死ぬんだなーって思ってた。
痛くない死に方がいいな、と小さな脳みそで考えてた。
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