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【呪術廻戦】infinity

第8章 夏の幻想



「高校生?」

「そうだけど」

「若いなぁ。その頃が懐かしいよ、ほんと」



聞くと、この人達は大学4年生。

名前は愛華、美香、心菜と言うらしい。



「学生最後の夏でナンパ?」

「最後だからだよ。イケメンはいつでも目の保養になるからね」

「年下でも?」

「年齢なんて大学入ったら気にしなくなるもんよ」



なんとメンタルの優れていること。

普通だったら少し引くけれど、この人達なら構わない。

相応の見た目があるから。



「てか、千夏。普段スキンケアとかしてないでしょ」

「うん。めんどいから」

「マジ!?ダメ、絶対ダメ!これあげるから、今日から毎日ケアしなさい」



使いかけの化粧水を貰った。

今1番効果があるとされているものらしい。



「いーい?あの男の子を落としたかったら、女の武器を磨きなさい」

「そんなのいいよ。ノーマルな私で落とすんだもん」

「ダメ。これには口答えしない。受け入れなさい」



愛華が私の顔に何かを塗りたくる。

女の私でも目の前に突きつけられた谷間に目がいってしまった。



「男はみんなバカなの。本当に」

「来ました。美香の実体験」

「あのバカ…私の事なんだと思ってたんだっつーの!千夏もそう思うでしょ!?」

「う、うん。そう思う…よ」

「でしょーーー!?」「年下に気を遣わせんな」



美香の怒りに合わせて、髪の毛を後ろに引っ張られる。

ヘアアレンジをしてくれているらしいが、この痛みは本当に必要なのだろうか。



「く、くすぐったい…」

「我慢我慢。後ちょっとだから」



右向いて、左向いて、下を見て、目をつぶって…。

あっち向かないでホイ並に顔を動かし、固定された。




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