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【呪術廻戦】infinity

第58章 特別編①


*****


オカワリのスープパスタが届いて、これまた数分で食べ終わる。
この店の店員とは仲がいいらしく、何故かそのまま寝てしまった。
まぁ、睡眠を勧めたのは俺だけど、まさか店で寝るとは思わない。


(……呼ぶか)


早く帰りたいし、でも、このままにしておけないし。
苦渋の選択として、あの人に電話をかける。


『しもしもー?どーしたー?』
「昼飯食べてたんすけど、寝たんで引取りに来てください」
『寝たって、店で?』
「はい」


もしかして、このまま焼肉に行くつもりだったんだろうか。
駅も近いし、そのまま向かうつもり?


「俺、帰りたいんで」
『いいよーん。どこ?』
「駅前のデパートの中にある…」
『あー、スープパスタのところだ』


なんで分かるんだよ。
キモすぎる。


『すぐ行くからねー』
「そうしてください」


こんなところで寝るほど、疲れていたのだろうか。
いつでもどこでも、彼女は元気にふざけるから、あまり実感できない。
でも、彼女が無理をする人だということは知っている。


”うんうん!おねーさん、助けようね!”


そして────


「やっほー」
「……早くないっすか」
「まぁ、近くにいたからねぇ」


電話の直後、店にやってきた五条さん。
……八乙女さんが電話に出ない理由がわかる。
絡みが面倒なんだろう。


「なんで寝てんの?」
「疲れてたからだと」
「ふぅん。あまりよろしくないねぇ」


店員さんがお冷を持ってきてくれたが、この人は断った。
すぐに帰るつもりらしい。


「疲れてるなら、俺に構わないでいいって言っといて下さいよ」
「僕が言っても無理無理」


携帯とか鏡とか。
全てをカバンに突っ込んで、勝手に身支度を終える。


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