第58章 特別編①
「お水飲む?」
「………せなか、あったかかった」
ローテーブルに携帯を置いて、くるりと回転。
すぽりとおさまった千夏は、やっぱり目をつぶって再び寝る姿勢を取り始めた。
「寝るならベット行こ?」
「……はなれません」
「僕が連れt「こーひー…」
「…牛乳?」
「ん」
コーヒー牛乳のためとなれば、たった数呼吸前の言葉をひっくり返すお方。
潔いっていったらありゃあしない。
「どーぞ」
「さとるの、ぶんは?」
「僕はいらない」
ごくごくと飲む千夏を眺める。
「美味しいですか」
「はい、おいしいです」
か……
かわい゛い゛!!!!!!!!!
え、なになに?
本当にアラサー?
なんでそんなチビチビ飲むの?
そんなに可愛いって言われたいのかっっっっっっ!?!?!?
「かお、なにかついてる?」
「ん〜ん。千夏は可愛いねぇ♡」
本当に可愛くて可愛くて食べちゃいたい。
まぁ、食べるんだけど。
「ちょっとこっち来よーか」
コーヒー牛乳を奪って、千夏を膝の上に乗せる。
「問題です」
プチッと、千夏の下着のフォックを外す。
「これから何をするでしょーか」
カクンッと首を傾げた千夏は、そのまま僕の首に巻き付く。
「えぇ…?わかんなぁい」
「とぼけちゃうの?」
スルッと服の中に手を滑り込ませる。
「…ちゅー?」
「ちゅーしたい?」
「ちょっと」
そこまで千夏が言うなら!
”ちゅー”しようではないか!
「次は?」
「つぎぃ?…ん〜……手ぇ?」
「いいよ」
千夏の要望通り、手を絡ませる。
指の一つ一つで千夏の手を包み込む。
「あとは、ぎゅー!」
「ぎゅーだねぇ」
隙間がひとつもない。
寝起き人間の体は、本当に心地よい温かさ。
僕の方が寝てしまいそう。
「次は?」
「寝る〜…」
ゆっくりと力が抜けていく彼女の体。
「終わり?」
「うんっ」
これはまずい。
今日くらいイチャイチャしたいのに。