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【呪術廻戦】infinity

第57章 特別講師


*****

「んじゃ、俺は八乙女さんのとこ行ってくるわー」
「俺ら、先帰ってんぞ」
「おー!」


何やら千夏に用がある虎杖君。
僕だって会いに行きたいのに。


「先生も東京戻ります?」
「いや、僕は呼ばれてるから、2人で先に帰りなー」


メカ丸がいなかった件について、1度歌姫と話し合わなければならない。
電話で話すのもいちいち厄介だから、短時間&簡潔に終わらせようか。


(2階の角部屋ってここ?)


こんな物置部屋みたいなところに呼び出すなんて、風情がない女。
ペットボトルの飲みかけとか置いてあるし…。


「せーんぱい♡」
「…おー。なんでいんの?」


振り向けば、そこには和田ちゃんが立っていた。
相変わらず、スーツ一択の真面目な格好だこと。


何か取りにきたのかな、とか思って道を開けるように端によったけれど、カチャリという鍵の音を聞いて、本能が怪しいと感じてしまった。


「今は京都なんだ」
「そーなんですよ。仕事があって…」


探しものがあるのか、フリをしているのかは分からないけれど、とりあえず出方を疑おう。


「仕事って?」
「ん〜…。五条先輩相手に心理戦なんて無駄なんで、正直に言うと」


和田さんは上着を投げ捨てて、ニカッと笑った。


「五条先輩を襲いに来ました」




おそい…?





襲い?




漢字変換が終わった頃には、既に和田さんはシャツのボタンを開けていた。


「僕を襲うって?」
「はい♪」


机と和田さんに挟まれた僕はそのまま腰を下ろした。
すると、更に追い詰めてくる和田さん。


「逃げないんですね」
「何が目的なの?」


僕の膝の上に乗った和田さんは首に手を回してきて、そのままの笑顔で見下ろしてきた。


「逃げないなら…進めちゃいますね」


そっと耳に髪をかけた和田さんは、そのまま顔を近づけてきた。






逃げるのは簡単だ。
それでも、逃げないのは────






「全部知ってるよ」






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