• テキストサイズ

【呪術廻戦】infinity

第55章 こうするしかなかった


*****


「野菜も食べなさい」
「嫌だ。トマトとブロッコリー食べたもん」
「これも」
「やだ!」


さぁて。
段々私の居場所がなくなってきたぞ。


「私、もう大人だもん」
「野菜が必要なことは変わらない」
「…分かったよ」


ここまで見た感じ、普通の家庭なんだけどなぁ…。
何で先輩は絶縁を望むんだろう。
自分への憎悪がこの2人に向けられるのが嫌なのか?
上は単に先輩を抹消したいだけで、周りには全く興味ないんだけどね。


「和田さんも野菜食べなよ!ねぇ?」
「先輩の分は先輩で食べてください」
「え」
「私は別で。普通に食べますよ〜」


ふむ。
ここからどうしようか。


「先輩♪」
「…?」
「いつまで続けますぅ?」


簡単に言えば、私は先輩を殺さないといけない立場である。
でも、殺す気はない。
……とりあえず今はね。

完全なる命令違反だけど、”私”だって自分の意思がある。


「♪」
「…はぁ。ウルハの気持ちが分かったような気がする」


両腕前方、左足、心臓ペースメーカー。
私の体がロボットみたいになって、数年間リハビリに奮起して、なんとか今の生活を手に入れて、順調だったのに。


まーた。
先輩は人の人生を変えてしまう。


「お母さん、お父さん。話がある」


先輩はただの術師だってことは知ってる。
でも、先輩が怖い。
規格外の強さだし、何考えてるか分からないし。
怖いものとは誰だって関わりたくないでしょ?


「私はちょっと電話してきまーす」


多くの人が「関わりたくない」って思ってしまったら、消えちゃえばいいのにって誰かが言い出してもおかしくない。


『何?』
「何してた?」
『ゲーム』
「へぇ」


私には私の周りを守る力しかないから、強い勢力に睨まれないように過ごすことしか出来ない。


『何かあった?』
「なんで?」
『お前が電話してくるときは、何かあったときだろ』
「ははっ…。はは…」
『どこいんの?』


大切なものを守りたくて何が悪い。


「今…東京にいないの。帰ったら会おう」
『りょーかい』
「莉緒の家行く」
『…絶対来いよ』


大切な人を守りたくて何が悪い…!!



/ 1115ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp