• テキストサイズ

【呪術廻戦】infinity

第53章 本気で想う大切な人


*****


「おはようございます、八乙女様」
「おはようございます」


朝1番にルームサービスを頼んで。


「お部屋の中にお運びしますが…」
「いいんです。ください」


気遣いを無下にして、わざわざトレーに食器を乗せてもらう。


「こんな早くにごめんなさい」
「いえ。いつでも受け付けておりますので」
「ありがとうございます」


昔もそうだった。
夜中までみんなでゲームして、おしゃべりして…。
その時も夜中にも関わらず、このホテルは食事を持ってきてくれたっけ。


(オムレツにサラダ……うん、美味しそう)


結局、昨日の夜は1時間しか寝れなかった。
悟の腕を借りてみても、寝られないものは寝られなかった。

悟はというと、私が無理やり包まれに行ってもビクともせず、1度も目を覚ましていなかった。
死んでいるのでは?と思うほどの熟睡ぶりで、何度生存確認をしたか分からない。


そんな悟も17時間も寝ていれば目を覚ます。


「…んー」


手さぐりで私の腕を掴んだ悟は、そのまま布団の中に私の腕を引き込む。


「おはよ」
「…」


朝日が眩しいのか、なかなか目を開けない悟。
いつもは私が後に起きるから、こうして目覚めが悪い悟を見るのは珍しい。


「ご飯あるよ」


悟は私の腕をぺたぺたと触りながら北上し、私の胸に手を置いた。


「…僕の、おっぱい」
「何寝ぼけてんの、ばか」


やわやわと揉む手を振り払って、布団を剥いだ。
すると悟は光を避けるようにうつ伏せになって、小さく呟く。


「だって、僕の……だもん」


か、か、可愛い…!!
ムギュっと潰れた顔には、普段のかっこよさは微塵もない。


「まだ寝る?」
「…おきる」
「9時に出ればいいから、時間はまだあるし」
「いい…。千夏と、お話する」


可愛い…!!
どうしよう、心臓が壊れてしまいそう。


「…千夏が隣いたから…めっちゃ、寝られた」
「私、ほとんど隣にいなかったよ?」
「なんで、そんな酷いことすんの」


パタッと倒れていた手が、再び私の腕を掴む。


「可愛い」
「…ん?」
「悟、可愛すぎて、無理」
「…それ、ほめられてる?」
「うん」
「なら、いー…や」


/ 1115ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp