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【呪術廻戦】infinity

第53章 本気で想う大切な人



「…」
「この人、気になる?」
「頭、金色」
「そうだね。私の大切な先輩、七海先輩」


子供の片割れが七海ちゃんを指さす。
七海ちゃんは小さく頭を下げた。


「こっちの人、真っ白だよ?」
「やぁやぁ。お名前は?」
「…」
「可愛い洋服だね」


悟は子供をビビらせてるし。


「y」

「…!」


咄嗟に足の武器に手をやり、振り返る。
そこには目を丸くした悠仁が。

それを見て、私も目を丸くした。


「…おとめ、さん」
「ああ、ごめん。びっくりしちゃって」


……神経質になりすぎか?
なぜだか動悸が止まらない。


「その、伏黒が大丈夫だって言うから、1回ホテル戻らね?って…」
「なんでそんなにオドオドしてるの?」


既視感。
昔から……なんとも思っていないのに、相手が勝手にビクビクする。


「殺気」
「え?」
「八乙女さんから、ヤバいもん感じる」


盆踊りのように腕を右側に寄せて、殺さないで、と。
悠仁は冗談ぶって私の笑いを誘った。


「大丈夫だよ」
「良かったぁ〜」
「私が悠仁を殺すのは、私の大切な人を傷つけた時だから」
「…デスヨネ」


何はともあれ、1度ホテルに戻るのには賛成だ。
───ちゃんの領域が無くなった今、この状況を他人に知られるのはかなり面倒。
特に────


「悟」


この人がこの場にいることが、最も面倒な事態に繋がる。


きっと、その事は彼自身も分かっていると信じて、目配せで仄めかした。


しかし、彼は元々しゃがんでいた腰を地面に降ろし、そのまま後ろに倒れた。


「あー、動けなーい」


そして、感情の起伏がない声を境内に響かせる。


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