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【呪術廻戦】infinity

第49章 この世の理



「あんた、何言ってんの?」



ビンタが飛ぶ。



「何がしたくてこんな…!」



八乙女さんの首が捻られた時。

釘崎の体がゆっくりと…。

そう、ゆっくりと…後ろに傾き…。


突如として現れたBHに吸い込まれて…消えた。



「なっ…」



そして、八乙女さんも同様に消えた。



「きゃはっはは…!楽しいねぇ」



さっきの呪霊が話す。

話せる呪霊なんて…。

特級か…?



「貴方達は千夏ちゃんの…何?」



ドクン…ドクン…。



「敵?」



あまりの強敵に言葉が詰まる。



「千夏ちゃんの反応を見る限り、敵じゃなさそうだけど…」



ここまで流暢に話すとなると、心当たりがあるのは五条先生が言っていたあの呪霊達。

火山頭でも、この前の植物野郎でもない新種だけれど、タイミング的には…。



「ねぇ、答えてよ。勝手に殺すと、千夏ちゃんに嫌われちゃう」



千夏さんに…嫌われる?



まさか、本当に友達…なのか?



「お前は…千夏さんの友達なのか?」

「質問してるのはこっちだよ」

「…一般的な友達、ではないけど、一応その類」



とりあえず、応答はこのまま禪院先輩に託して…。

俺達は隙を見て攻撃を仕掛けよう。



「へぇ!でも、術師なんだよね?」

「そう。呪術高専に通ってる」



虎杖に目を合わせ、今後の動きを再確認。



「…ふふっ!ごめんなさい!実はね、全部知ってたんだー」

「全部?」

「君達が術師で、高専に通ってて……貴方とそこのトゲトゲが同じ家系ってことも。あと、ピンクは宿儺様と体を共有してるんでしょ?それと、君は呪言師。丸メガネは…ごめん、知らないやっ!」






シュン






消えた…!?



「君はよく千夏ちゃんと一緒にいるよね」



真横。

息遣いが感じられる距離。



「ふふっ、可愛いなぁ…。思わず殺したくなっちゃう」




「恵!」





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