• テキストサイズ

【呪術廻戦】infinity

第6章 変わらない優しさ


しばらくすると。
どのくらいしばらくかと言うと、硝子が去ってから1分くらい。
五条から電話がかかってきた。


「今は、ないっしょ…」


昨日からずっと話したかったけれど。
話したいと願っていたけれど。
今に限って話せるチャンスをくれるなんて。
神様、酷すぎるよ。



携帯をベットのマットレスの底に埋め込み、クッションで頭を挟んだ。



しばらくすると。
どのくらいしばらくかと言うと、30秒くらい。
コール音が止まった。






『ほんっとクソ弱いメンタルしてんな』






「…ごめん」







『利用できるもんは利用すんだよ』







「ごめん」







『私達のこと使えばいいのに。そしたら、千夏は本当に”特別”になれるよ』







「…なりたくないもん」








『そしたら、世界は千夏のもん。何でもかんでも好きなように……』







「五条と約束したもん」







『…ッチ』







「…ごめん」







『謝んなよ。千夏は好きなように生きればいいんだ。私達がいらな……』







「そんな事言わないでよ!!」







息が荒れる。





/ 1115ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp