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【呪術廻戦】infinity

第41章 蝶蝶喃喃


*****

「疲れたー」

「あの距離は歩くもんじゃないからな」



私が落ち着くまで公園で休憩し、その後私の家でお茶会をすることとなった。



「片付いてんじゃん」

「でしょ?」

「伏黒、知ってた?コイツ、私の友達の家に泊まった時…」

「あーあー、それは忘れてってば!」



コーヒー牛乳とファ〇タとオレンジジュース。

誰も紅茶を選ばないところが、”らしさ”である。



「てかさ、聞いてよ。この前、京都の先輩たちが来てさ、ボコされたんよ」

「先輩…っていうと?」

「真希先輩の…」

「ああ、あの子ね」



野薔薇がいう人は真衣のことだろう。

会ったことも、話したこともないけれど、歌姫の話に時折出てくる。

真衣に限らず、京都の子達は中々に個性的で、厄介だと聞いている。

東京の方も同じように言えるが、東京校の3年以上の生徒には一度会ったきり。

しかも3年にはその時軽く喧嘩を吹っ掛けられて、それからというもの避けられている。



「伏黒なんかぼろっぼろだったよね」

「恵は血ぃ流してなんぼっしょ」

「酷いです」



交流会も目前に控えているが、いつの時代も両校仲が悪いというのは、何故なのだろうか。



「私達の時も会ったら即喧嘩だったな―」

「「やってそう」」

「失礼な」

「だって、彼氏と喧嘩して重傷負わせた女だよ?」

「重症じゃないし」

「あれ、五条先生以外だったら100%病院行きです」



最近全く遠慮をしてこない2人。

距離が縮まったということもできるけれど、舐められていると思ってしまうのも無理はない。



「…そういや、明日顔合わせるんですよね」

「うちらも気遣うの面倒だから、変な空気にしないでよね」

「そこは大人の対応をしますよーだ」



明日は交流会の打ち合わせ兼作戦会議が行われる。

私は教員ではないけれど、打ち合わせには顔を出さないといけない。

今となっては交流会の存在が恨めしい。

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