• テキストサイズ

【呪術廻戦】infinity

第4章 祓う者と殺す者



「お邪魔しー…おーっと?」


テンションが異様に高い五条が、ノックなしに部屋に飛び込んできた。
言葉とは反対に、ズカズカと他人の部屋に侵入し、私達の横に座ってニコニコしてる。


「ちょっと。俺の知らない間に、2人とも仲良くなりすぎじゃなーい?」
「ただ話してただけさ。悟の思ってるようなことは何も…」


五条は私と傑の間に体を滑り込ませてきた。


「嘘つけ」


傑に触れられていた肩をポンと押されれば、簡単に倒れてしまった。
天井が見えるかと思えば大間違い。
見えるのは五条の顔だけ。


「千夏ー、ドア開いて…。えっ、何この状況」


導かれるように硝子もやってきて。
誰もが想像できる反応を取り、顔を曇らせた。


「合意?」
「んなわけ!傑と話してたら、なんか…こうなって…」
「でも、今上にいるのは…」
「…五条、デスね」


喉で笑いながらドアにもたれ掛かる硝子。
いつまで経ってもこちらに来る様子はない。


「五条……!いい加減、どけって!」


五条の胸を押し返し、硝子の元へ逃げる。
そうして初めて、硝子は部屋の中に入った。


「はい、出た出た。女子会するから出てって〜」


2人を心から冷めた目で見ているからだろうか。
硝子の言葉には服従力が込められているみたいだ。

/ 1115ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp