• テキストサイズ

【呪術廻戦】infinity

第18章 カゲロウ



「何、千夏、友達いなかったの?」

「うっ」



バシッと千夏の背中を叩いた。

そんなツンツンしてたら当たり前だと、バカにしながら。



「ほら、言われてる」

「五条のせいじゃん!」



夏油を脇でつつき、お前の番だと指示を出す。



「友達がいないって、一人も?」

「…一人はいる」

「それって俺だろ?」

「五条を入れても、別にいいでしょ!」

「寂しくなかったのか?」

「それ聞く!?」



夏油は手を顔に乗せ、必死に笑いをこらえていた。

そして、私も笑いすぎて腹筋が割れそうだった。



「なにさ!みんなして笑って!私、帰る!」

「待てって」



枯れかけの声を使って、千夏を呼び止めた。

/ 1115ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp