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【呪術廻戦】infinity

第69章 取捨選択




「五条さんと夜蛾のこと聞いたけど、お前本当に大丈夫?」
「…大丈夫。秤が心配することじゃないよ」


…この人は本当に切り替えが下手。
見ないふりをしようとしても、ちょっと目に欠片が写っただけで気になってしまう。
見ないようにすればするほど、気になってしまうような、そんな不器用な人。


『…それで。話してたんだろ?続けていいよ』
「…誰?」


赤の他人の風貌ならここまで2人は変な顔はしない。
でも、千春さんは千夏さんに似すぎている。


「私の姉」
「…わぁお」
「千春に手出したら殴るからね」


緊張感がない会話(ある意味あるのだけれど)。
こういう内容の方がいいのかもしれない。


「千夏さん、携帯の充電大丈夫っすか」
「あ、やばいかも」
「中にあるんでしてきていいですよ」
「まじ?してくる!」


シリアスな話はできるだけ聞かせない。
呪術師である限り、こういう優しさは必要ないけれど、個人の意見として千夏さんに無理をして欲しくない。
…だから、五条先生も千夏さんに呪術師を辞めて欲しいと思っていたのだろう。
少しだけ気持ちが分かるような気がした。


探し物が下手な彼女のことだ。
どうせ時間がかかるだろう、と思っていたが、その通りだった。


「…」
「「『「「…」」』」」
「…コードどこ?」
『……はぁ。ちゃんと探した?』


数分前の千春さんの言葉が本当ならば、天使の協力はほぼ確実なものとなる。
が、何故千春さんは知っているんだろうか。


”…もし天使に会ったら、【木下若葉】の名前を伝えてみろ。この人は天使の……友達だ”


千春さんは連れて行きたいけど、千夏さんはプレイヤーになったらダメ。
となると、やはり2人は外で待っていた方がいい。


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