• テキストサイズ

【呪術廻戦】infinity

第68章 (飛ばしてください)



「ねぇねぇ悟。今夜出かけるんだけど、どっちの色の方が似合うかな」


以前よりはマシになった顔で、いつも通りのテンション。


「水色」
「おっけー、ありがと」


そのまま学長室を占拠して始まるオメカシ。
勿論、着替えはしていないけれど、見覚えのあるメイク道具でメイクを始めていた。


「どこ行くの?」
「銀座の方かな。パーティーって言うほどじゃないけど、バーみたいなところ貸切って…。学長と行くの」
「へぇ、随分洒落たことをするんだね」
「主催は学長じゃないよ?ただ…」


その先の言葉が出る前に、千夏の後ろからテーブルに手をついた。


「楽しそう。学長は千夏ばかり誘うんだから」
「…離れて」
「はいはい」


どーせ、学長じゃないんだろ?
冥冥さんとか、そこら辺。


「新しい口紅かな?似合ってるよ」
「ありがとう。それで…」
「そんなに離れて欲しいの?」
「……あのさぁ。なんでそっちが強気なの?」


ん、ま。
それもそうか。


「ごめ…「まぁ、そこが好きだけれども」


「へ?」



「嬉しいよ」


脈絡のない言葉。


「悟があのことを気にしないで接してくれるの、嬉しい」
「…反省を忘れたわけじゃないよ」
「知ってる」


これ以上嫌われたくないから、千夏が嫌がること……わざとらしく反省している様子をぶつけて自己満のために謝り倒すことはしない。


「だって、触れてこないもん」
「そこ?」
「うん。私の事だーーーいすきな貴方が触れてこないの、珍しいもん」
「はは………硝子に指一本でも触れたら、お2人からボコボコにされそうなんで」


あくまで硝子と千夏を対等に。
千夏に触れる時は、硝子にも手を伸ばすということ。


「はい。私と硝子でボコボコにします」


あくまで、硝子と千夏を対等に。
だって友達…親友だからね。


「あ。後で硝子のところ行ってあげな?」
「何かあったの?」
「ううん。とりあえず、お話してきて」
「?……わかった」


硝子は笑わない。
とことん、口角が上がらない。
でも、千夏と話す時は笑う。

僕でも傑でもだめ。
硝子は僕らと同じだって言うけれど、千夏は特別に見える。
ただ、それだけ。



/ 1115ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp