第68章 (飛ばしてください)
光のように真っ直ぐ家へ直帰。
鍵は持っているけれど、インターホンを鳴らすのが僕のこだわり。
ピーンポーン
……。
ピーンポーン
……?
ピーンポーンピーンポーン
……!?
ピンピンピンピンピンピンピーンポーン
……!?!?
え、千夏今日仕事だった!?
鍵を使って部屋に入ると、そこは真っ暗。
千夏の靴もない。
(( ˙꒳˙ )oh...no...)
ひとまずリビングに行くと、分かりやすく机の上に箱と手紙。
”学長とご飯食べてくる!日変わる前には帰るね”
そしてもうひとつ。
”箱のやつ、気に入ったら使って〜”
明らかにプレゼントらしいラッピング。
本当は綺麗に開けたいところだけど、ビリビリに破いて速さ重視。
入っていたのは黒い布。
首を傾げながら広げてみても……使い道はよくわからない。
輪っかになっていたから中に手を通して、ビョーンと伸ばしてみる。
何用だろう、としばらく考えて。
「あ」
僕の目隠し?
いっそいで包帯を投げ捨て、頭につける。
ぴったり。
やばぁ、嬉しすぎっ。
なんで〜?
誕生日じゃないのに〜?
僕ってば愛されてる?♡
もぉ、仕方ないなぁ。
帰ってきたら特大に甘やかさないとっ。