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【呪術廻戦】infinity

第67章 隠し事



「それは千夏が可愛いからだろ〜、おいで!」
「嫌!」
「釣れないなぁ…」


特級だった頃は、階級が同じ唯一の同性だったから親近感が湧いていたけれど、やっぱり苦手!!!
明らかに強いのが悔しいけど…。


「ま、安心して。天元と会って、五条の方もちゃんと助けるから」
「…悟の助け方、知ってるもん。偽夏油を殺すって…」
「ちょーっとそれだとマズイんだよね。死滅回遊のこと聞いた?」
「何それ」


しめつかいゆう、なんてどんな漢字で表されるかすら分からない。


どうやら、”すっっっごく複雑なゲーム”なんだとか。
一応説明してもらったけれど、ルールとか決まりとかが難しくて、何も理解できなかった。
みんなは「やっぱそうだよな」って顔してたけど、安心して欲しい。
私も説明を聞く前から、理解するのは無理だと思っていた。


「でも、私は悟を助けたい。帰っていい?」
「ダメ。話聞いてた?」


聞いてたけど、理解できなかったんだって。


「…千夏さんは絶対プレイヤーになったらダメですよ」
「なんないよ。そんなゲームしてる暇ないもん」
「いや、関わって貰いますよ。津美紀が参加してるんすから」
「…津美紀さんが!?」


あれだけ目覚めなかった津美紀さんが、このゲームのようなものに参加しているらしい。
何で?
どうして?
理由は分からないけれど、私ははるか昔に恵と約束をしている。


「…津美紀さんを、助ける」
「はい。約束は守ってください」


あの時は「硝子にかかれば楽勝っしょ!」とか思っていたのに、こんなことになるなんて…。


「話はまとまったね」
「…それに参加したら、悟を救える?」
「結果的にはね。大丈夫、ちゃんと千夏にやってもらうから。あいつも目覚めて1番に彼女の顔みたいだろうし」





ピッ────





空気が凍る。



「はは……そーね」



ここには入ってきた扉の他に、道はひとつしか残されていない。


「行こ、千春」


私は千春の腕をとって、その道へ進んだ。


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