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【呪術廻戦】infinity

第67章 隠し事


*****

結局、核心を突くようなことは聞けなくて、先生は虎杖くんのことを説明しだした。


「どうして、そこまでして…」
「僕が大切にしている人達が、君を大切にしているからだよ」


…この言葉は、何だか自分のものでは無いような気がして。


(…本当に凄いなぁ)


あの人は僕よりも多く人生を歩んでいて、僕よりも多くの辛い経験をしているはずなのに、誰よりもはっきりとこの気持ちを口にできるんだから。


「虎杖」


……伏黒くん、かな?
僕は数回しか会ったことがないけれど、この人も五条先生の生徒だ。


2人が崇高な会話を繰り広げている中、この子達はきっと八乙女さんの生き方を知っているんだろう、と感じた。
そして、呪術師という立場をしっかり考えていることも。


「…五条先生の封印の解き方についてだけど、千夏さんが知ってそうだった」
「八乙女さん……彼女は今どこに?」
「さぁ…」


随分前にすれ違ったけれど、大きな怪我をしている様子はなかった。
ただ、この状況を考えて荒れていないわけがない。


「まあ、分かってても理解してるか怪しいしな。死滅回遊は未曾有の呪術テロ。自体を収束するにはこのふたつの回答がマストだ。この問いに答えられるのは天元様しかいないと思う」
「あの人は…九十九さんは知らねぇかな」
「九十九さんとはもう話した。これはあの人の案だ」


…それがベストだな。
天元様の結界を通り抜けられれば、何も問題は無い。


「あと、千夏さんを引き入れるのも。九十九さんの案」
「ああ…勝手に暴れられたら作戦もパァだよな」


2人とも何だか気まずそうな顔をしているけれど、あの人は”また”何かやったのだろうか。
僕が知っている八乙女さんを思い出して、不思議と笑ってしまった。


「…ごめん伏黒、やっぱり今聞くわ。釘崎はどうなった……そうか…分かった」
「その隠す結界とやら」


3人して、ヌメっと登場した奴に驚いてしまう。
殺意は感じないから無視していたけれど、伏黒くんの顔がずっと顰められているのが少し面白かった。


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