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【呪術廻戦】infinity

第66章 親愛なる生徒へ




「…もういい。監督を送るから大人しく連行されろ」
『やだよ、逃げる』
「逃げるな」


どうやら、こいつらに常識やら規律なんてものは存在しないらしい。


『何だって?』
『なんか、私らの事捕まえに来るって』
『何それ、バトロワ?楽しそー』


ダメだ。
追ったらそれを遊びにされるだけだ。


『”捕まるまで帰れまてん”やる?』
『それありだな』


今すぐ携帯をへし折りたい。
へし折って、全ての責任を誰かに押付け、逃げたい。


「…明後日の、何時の便だ?」
『え、何?もっかい』
「明後日、何時に帰ってくるんだ?」
『えっとねー』
『10時くらいの便に乗る予定ですー』


まだ1年も経っていないけれど、こいつらの性根が腐っているのは痛いほど理解している。


「まず、帰ってきたら説教」
『そんでそんで?』
「……明後日の17時に教室集合だ。いいな」
『やった!さすがエリート術師は違いますねぇ〜』


いくら言ったって、物理的な距離があるなら帰ってこいと、いつもより言い難い。
ダラダラと逃げられるくらいなら、明後日の期日までに戻ってくることを優先する。


「いいか、お前ら…!今回は流石に見逃せないからなっ!」
『分かってます。ちゃんと罰なら受けますから』


…。


『私は嫌だよ』
『俺もー』
『私も!傑1人で受ける?』


…。


「1番罰が必要なのはお前ら3人だっ!1秒でも遅れるな!分かったか!」
『『『…へい』』』


通話を切って、叩きつけるように携帯を机に置いた。
今にも叫び出しそうな気持ちを抑えて、何とか耐える。


「なんかあったんすか〜?」
「…」
「あー、こりゃイカれちゃってるわ。誰かコーヒー用意してあげて」
「はいよー」


とりあえず、ここからは隠蔽工作を始めないと。
校外学習という体にするか?
それとも、普通に旅行?
いや、旅行だと千夏の件が足を引っ張る。


……ほんっとうに、あいつらは……!!!!



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