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シンゲキ×カレシ【R指定】

第2章 エレン


「ナナ、……お前、リヴァイ先輩が好きなのかよ」


まだまだ夏だと思っていた気候は完全に秋へと変化してきた。

さわさわと10月の少し冷たい風が頬を撫でる今日この頃。
窓が開いてるためか、目の前にいるエレンの短い髪がゆらゆらと揺れた。
その意志の強そうなヘーゼルグリーンの瞳で真っ直ぐ見つめられては何も出来なくなる。
ナナはじわりと冷や汗が背中に流れるのを感じた。

一体全体、何故このようなことになっているのだろうか。
全く検討がつかない。
3時限目の体育が終わり、教室にかえるまえにトイレに寄って出てきたらこれだ。
意味がわからない。

今のナナはトイレの前の廊下でエレンに壁に追い詰められていた。
エレンの長い腕が顔の真横に逃げ道を塞ぐようにして置かれてあるため、逃げられない。
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