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【コナン裏夢】Rivale【赤井秀一・降谷零】

第3章 偽装 ★


僕は、必死に言葉を紡ぐ彼女の唇を塞ぐように、自分の唇を重ねた。口内に差し入れた舌で彼女の舌を絡めとり、ゆっくりと味わう。最初こそ、彼女の舌の動きは驚いてぎこちなかったが、すぐに僕の快楽を煽るように自らも絡めてきた。
お互いの口内を十分に味わった後、ゆっくりと唇を離して僕は彼女の瞳を覗き込む。彼女の瞳は、「何を言われるんだろう?」と少しの戸惑いを見せて揺れている。

降:「しょうがないですね。今日はこれで、我慢しますよ」

僕は、その戸惑いを払拭するように彼女の頬を撫でながら、優しく伝えた。

『いいの?』

降:「ええ。無理矢理するつもりは、ありませんよ。貴女は私の大切なパートナーですから」

『ありがとう。零!』

降:「バーボンです!まだまだですね、ミア」

『ごめん、バーボン…』

僕の返事に安心した彼女は、また僕のことを「零」と呼んだ。その言葉に内心では嬉しく思いながらも、僕は彼女の甘さを指摘する。僕の指摘にわかりやすく落ち込みながら、バーボンと言い直す彼女。
その姿が本当に彼女の「純粋さ」を表していて、僕の彼女への気持ちに拍車をかけていた。その「純粋さ」に根負けした僕は、妥協案とばかりに彼女へ伝える。

降:「お互いのセーフハウスにいる時だけは、零でいいですよ?」

『うん。ありがとう。そうするね』

そう言って、彼女は頬を撫でていた僕の手に自分の手を重ねて、嬉しそうな笑顔を僕に向けた。
「やはり、溺れているな」と、本日2度目の思いを胸に秘めながら、僕は軽く彼女の額へキスを落とした。

降:「このまま休みましょうか」

『うん。おやすみなさい』

彼女は緊張の糸が切れたのか、すぐに僕の隣で寝息を立て始めた。安心しきった彼女の寝顔を愛おしく思いながらも、僕はつぶやく。

降:「おやすみ、ミア。今は、ゆっくりと休んでください。でも、待てるのは2日だけですよ…」

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