• テキストサイズ

【コナン裏夢】Rivale【赤井秀一・降谷零】

第3章 偽装 ★


『私、変なこと言っているかしら?』

降:「本当に貴女は面白いですね」

『面白い?』

降:「えぇ。貴女が落としたい人が、女性ならまだしも。ターゲットが男なのに、その落とし方を男の僕に聞くんですか?僕、男の人にもハニートラップを仕掛けているように見えますか?それはちょっと、傷つくなぁ」

彼は大袈裟なため息をついているが、実際のところはきっと傷ついていないだろう。
ただ、誤解を招く発言をしたのは事実なので、私は謝罪と共に真意を話し始めた。

『ごめんなさい。貴方が男性にも、仕掛けているなんて思っていないわ。ただ、私が落としたいと思っている人は、今までとは全く違うタイプなの』

降:「全く違う?」

『赤井捜査官なの』

私は意を決して、今日の会議から今に至ったことを彼に話し始めた。

『私が潜入するって決まった時、全員の視線が私に向いていたことを覚えている?』

降:「ええ」

『その後すぐに、赤井捜査官が貴方に「続けて」と言ったじゃない?あの一言で、私は救われたと思って、嬉しくなったの。不快な視線を一瞬にして払ってくれたから』

降:「そうでしたね」

『私は会議後すぐにお礼を言おうと思って、赤井捜査官を追いかけた。でも、いざ彼を目の前にしたら、自分でもビックリするくらいその声は震えちゃってて。そしたらね…』

私は、その時の胸に宿った想いを思い出しながら続ける。
/ 107ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp