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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第62章 Halloween masquerade / 🌊・🔥



「はあ……」
「気持ちいいな」

「はい、あったかいで…んゥ」
「ここも変わらず触り心地が良い」

大きくてあたたかな杏寿郎の両手が包んでいるのは、七瀬の膨らみだ。ある程度揉み込まれると、その先端に彼の太いが長い指が向かう。

乳房への愛撫ですっかり熟している尖りは、たわわに実った果物のように瑞々しい。捏ねても摘んでも七瀬の口から漏れるのは甘いが艶も感じられる吐息と声だ。

「ん、はぁ…気持ちい…」
「七瀬、もっと近づいてくれ」

杏寿郎の舌が七瀬の耳を舐め上げ、それから唇に辿り着いた。尖った舌がそこをトントンとノックをするようにつつく。

言葉はないが、それだけで十分七瀬には意味が充分伝わる行為だ。

息を吸う為に唇を開けた瞬間、ニュルと彼の舌が七瀬の口腔内に侵入した。舌同士が絡み合うと互いの手も下で絡み合う。

歯列を丁寧になぞられると、空いている杏寿郎の手が彼女の乳房をそっと包んだ。

「あっん……何塗る、の…」
「君が…はぁ、俺を求めている蜜だ」


ぷっくりと丸く尖った先端に塗りつけられるのは、今もずっと下腹部から垂れている彼女の愛液だ。
左、右とたっぷりと付着すると、キスがふっと止み ——


「えっ……?」
「こちらを向いて貰えるか?」

結合部をしっかりと繋げたまま、七瀬の体がゆっくりと回された。杏寿郎の目の前に現れるのはぷるんと丸みを帯びた乳房、それから今自分が塗りつけた彼女の愛液だ。

彼の喉がゴクンと嚥下した瞬間、七瀬の片方の乳輪が覆われた。

「あっ…んっ、はァ……!!」
「甘いな」

ジュ、ジュ、と乳輪が吸われ、もう一つの尖りは杏寿郎の指が丹念に愛撫をしている。

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