恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)
第60章 feliz cumpleaños / 🎴・🌫️ ✳︎✳︎
「俺、やってみたい事があるんだけど」
「えっ? う、うん。痛い事じゃ、なければ」
直感のような物が思い浮かんだ俺は、彼女の額に口付けを贈った後、自分の髪の毛を手に持ってみた。
宇髄さんが言うには、大人が情事の時に使用する玩具なんて物があるらしい。滑りを良くする物、感度や性欲を高める物と言った道具だ。
これが代替えになるかはわからないけど……
「あっ……んっ、ダメだよ」
「痛くはないでしょ? 気持ちいい?」
俺の髪は腰まである長髪の為、簡単に手に届く長さだ。筆を持つ要領で、恋人の丸い膨らみの先端やその周りをなぞってみる。
「んっ、あっ……」
「かわいいね」
「むいち、ろ……く、はぁっ……」
「何? もっと君の声……聞かせて」
「あっ、あっ、気持ち、いい、よ」
スッスッスッと動きを速めると、彼女の声に甘みが増していく。そっか、これ好きなんだ。髪長くて良かったかも。
「七瀬、ここすごいね」
「んっ、やん! 」
空いている左手で、恋人の下着をスルッと取り払うと、そこはたくさんの甘い液がきらきらと輝きを放っていた。
割れ目をゆっくりなぞればまた七瀬の声にまろやかさが増す。
「ねえ、これ塗ってみたい」
「えっ…塗るってどこ……んん!!」
自分の愛撫でピンと固く大きくなった彼女の乳輪。
そこへ下腹部から垂れ流しのように溢れている液を、ちょんちょんと乗せてみた。
「凄く甘そうになったから、触ってあげる」
「無一郎くん、それはダ……」
ダメなんて言わせないよ。君のかわいい声聞かせて、七瀬。
「んっ……はあ」
うん、やっぱり甘い。
丸い突起は彼女の蜜で丁度よく味付けされているから、一滴も逃したくない。