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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第58章 Evviva!(エッビーバ) / 🔥 ✳︎✳︎



むう……と唇を尖らせば、その顔も愛い!と朗らかに笑われてしまい、顎を彼の指で掴まれると、また唇にキスが届いた。

コンドームをつける杏寿郎さんが何となくみたいなあと思い、用意する彼を観察していると「つけてくれるのか?」と問うて来る彼だ。


……どうしよう。
そんな事した事ないから固まってしまった。


事情を察した恋人は「次回に取っておく」と含み笑いをした後、手早く男根に被せて私に覆い被さって来る。


大好きな人自身が自分の中に入って来るのはもちろん嬉しいけど、緊張するなあ。
聡い彼はそんな様子を察して、力を抜くように両の腰をゆっくりさすってくれた。


大きな手に何回か撫でられると、気持ちよさもあり、ようやく体の強張りが解れたような気がする。

「はいるぞ」
「うん、どうぞ」


この返答でよかったのかわからないけど、杏寿郎さんがにっこりと笑ってくれたからヨシとしよう。

ズズ、ズズ、と侵入してくる杏寿郎さんの昂りが予想以上に大きくびっくりしたけれど、それ以上に彼が入ってくる事が嬉しくて嬉しくて、体が喜びに震えてしまった。


ズン、と膣の最奥を一度突かれ、高い声が出た私に満足した恋人はゆっくりと律動を開始していく。
パン、パン……と股同士が当たる音を聞く度に気持ちが高まる。


「あっ、あっ、んぅ、凄く……い、い」
「はあっ……俺も、気持ち、いい……」


好きな彼との情事は本当に体だけではなく、心も満たされていく。
上でも下でも繋がっていると尚更その感覚は強くなる。

ちうちうと唇同士が啄み、ぐちゅぐちゅと混じり合う秘部同士。
唾液と愛液が重なる度に、下腹部からとろりとろりと蜜が滴り落ちてしまう。


「んっ、きょう、じゅさ……わた、し…はあっ!」

ガシッと背中に両手を回して、そのまま彼にしっかりと掴まった。

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