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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第58章 Evviva!(エッビーバ) / 🔥 ✳︎✳︎



「おはようございます!今日もよろしくお願いします!」

轟出版内にある地下一階。ここに私の現在の職場がある。三ヶ月前、校閲部よりヘルプ要請を受けてやって来たのだ。

「おはよう、沢渡さん!今日もよろしくな」

職場の扉を開けると、視界に入るのは地下の薄暗い部屋。だけど今私に挨拶をしてくれた男性は、朝日のように眩しい。

彼は煉獄杏寿郎さんと言う。
ここ校閲部の主任をしており、グルメ雑誌所属の私にヘルプ要請したのが煉獄さんだ。そして……









「今週もお疲れ様!やっぱり沢渡さんと一緒に飲む酒は美味いな」
「煉獄さんもお疲れ様でした。月末と週末が重なると本当にキツイですよね」

時刻は夜二十二時を回った所だ。
ジャズミュージックが心地よく流れる、イタリアンダイニングバーへ一緒に来ている。

ここは出版社からも徒歩圏内にあるけど、地下にお店がある為におこもり気分で利用出来る。だからお気に入りの場所でもある。


「お待たせしました。芋焼酎お二つと一口カプレーゼ、それからチキンのパリパリサラダ大盛りです」

そこへ店員さんが先程注文した品を持って来てくれた。飲み物と食べ物を各自受け取ると、煉獄さんが追加注文して良いかどうかを店員さんに質問する。

「かしこまりました!ご注文どうぞ……」

「ではマルゲリータとペスカトーレ、それからオルトナーラ。この三つのピザをお願いしたい!!」


店員さんが厨房に向かうと、私は目の前に座っている彼に本当に全部食べれるのかを問うた。すると胸を張って「問題ない!」と返事をする煉獄さんだ。

互いが注文した芋焼酎で乾杯をし、カプレーゼとチキンのサラダを食べ始めていく。
取り皿に各自好みの量を盛り付け、もくもぐと口に入れた。

んー!カプレーゼ冷たくて美味しい。サラダの食感も凄く好みだ。
煉獄さんもサラダを食べながら、満足した表情を見せてくれる。

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