• テキストサイズ

恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第57章 恋のゆらぎ / 🎴・⚡️



「前代未聞とは正にこの事ですねぇ」
「本当、信じられない……」

雑誌を何回も何回もしのぶさんと覗き込みながら、同じ事を私達二人は言っている。

「恨みっこなしじゃねーけどさ、最上の結果なんじゃないの」

後藤さんはふう……と長く深く息をつき、スマホの画面をスクロールしながらホッとした表情を見せた。

私もスマホ画面を確認し、ある一つのネットニュースを読み始める。そこには【pillarとJyogen discode / Shabana Rock、ライブで初共演??】と大きく見出しが記されていた。


「恋のゆらぎのミリオンセラー確実!これで炭治郎くんと善逸くんにも印税がたくさん入って来ますねぇ」

「炭治郎!しのぶさんからえげつない音がするー!俺怖いよう…」

「ははは……」

この後、Edo Boysはライブハウスで演奏した恋のゆらぎをアコースティックバージョンでアルバムに収録し、半年後にリリースした。

このアルバムの売り上げはEdo Boys史上最高のセールスを記録したのであった。









「恋のゆらぎ」 Edo Boys

恋が揺れる 君が揺らぐ
もやがかかったその姿 もう捉えられないね
手を伸ばしても掴めない 波打ち際で1人佇んだ


ずっと一緒に……約束したあの夏は遥か前
ようやく君を乗り越えられそうな気がするよ


恋に揺れる 君に揺れる
定点が決まった思いはどこへ行った
手を伸ばせばコツンと当たる
それは君に伝えれなかった思いの枝だ

心の中にそっとしまおう 二度と咲く事がないように
心の中にそっと閉じよう 二度と開く事がないように


あれから僕の心はずっと冬だったけど
ふわりとまた恋の花が一つ芽吹いた

春があたたかな蕾を連れてやって来たんだ


恋が変わる 愛に変わる
焦点掴んだ気持ちを見つけた
掌から伝わるココロに触れてみる
それはあなたに届けたい I’s(アイズ)

心の中で大切に育てよう 満開になるように
心の中で大切に紡ごう 花開くその時まで



Lyrics by 竈門炭治郎
Composed by 我妻善逸
Arranged by Edo Boys



produced by Kagaya Ubuyashiki



end.

/ 938ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp