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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第15章 夕立が近づけてくれる距離 / 🌊


「蝉の鳴き声だ。夏を感じれる」
「……」
同じ事思う人、初めて出会えたかも。

「先生、好きです」
「……な??」

戸惑った声が聞こえた —— と思って横を見てみたら先生が真っ赤な顔をしていた。

あ!しまった、何言っちゃってんの、私。バカだ……。
自分の顔も赤くなるのがわかった。


「………」 「………」
2人の間に沈黙が落ちる。


「………だ」
「ん?先生、何か言いました?」

「いや、何でもない。今日はもう帰っていいぞ。トラックも水浸しだろう」
「はい……じゃあ先生。また明日」

「ああ、またな」
私は冨岡先生に手を振って校舎に向かった。


















『俺もお前が好きだ』

2人の恋が始まるのは後もう少しだけ ——— 先。


end.

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