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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第48章 両手に炎 〜日柱ver.〜 / 🎴・🔥




「おい、師範。日柱から手紙だ。何でも恋の相談らしーぜ。ん?煉獄からも手紙だな」

「あのさあ……何でお前は継子なのにいつも偉そうなわけ?俺ら、一応柱だよ?」

3日後の鳴柱邸。
庭で鍛錬をしていた善逸と天元の元に炭治郎・杏寿郎の両名より文が届いた。
すると、そこへやって来たのは ———


「こんにちは!!宇髄はいるか?」

「え、この声って杏寿郎くん?」

「手紙と同時に到着って…本当せっかちだなー」

何が何やらさっぱりの善逸に対し、全てを把握している天元。この2人が杏寿郎と炭治郎にもたらす恩恵とは果たして。






「蜜璃ちゃん!ぷりんも桜餅も美味しいね〜」
「はい!♡」

七瀬は変わらず、こんな調子。



「そりゃ煉獄。何としても全力で死守だな。一分の隙も与えるんじゃねえぞ!」

「うむ!やはりそうか!」



因みに炭治郎へ出した天元の返答は以下の通り。

【煉獄は出来るヤツだが、炊事はまるでダメだろ?日柱は料理が得意なんだから、まずは胃袋を掴むこったな。健闘を祈る】


「天元ありがとう!!今度フグ刺したくさん持っていくからなー」

返事を読んだ炭治郎は俄然やる気になっていた。





「お前どっちの味方なわけ?」

「ん?俺は全力で恋する男全員の味方だよ」

「あ、そう……」

ニヤッと笑う天元にそれ以上何も言えない善逸。
そう言えば…と彼は脳裏に恋人である禰󠄀豆子の顔を思い出す。彼女と恋仲になれたのは天元の助言がきっかけだった。



『炭治郎、杏寿郎くん!とにかく悔いなく頑張れ……!』

頭の上で1つ結びにしている善逸の髪が風に吹かれてなびいた。
炭治郎の余裕と杏寿郎の意地。七瀬が最終的に選ぶのは果たして……?







〜杏寿郎と食べるぷりん〜


end.

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