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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第45章 4年後の茜色へ / 🔥✳︎✳︎



スマホの画面にはかわいらしい恋人の愛しい表情。
東京から札幌まではおよそ800キロと聞いた。この物理的な距離が何とももどかしい。

それから1時間程会話をし、動画通話を切る。
すぐに航空会社のアプリを立ち上げ、2週間後の金曜日のフライトを予約した。
来週にでも向かいたいが、入学式や始業式でバタつく為だ。

やはり1ヶ月近く会えないのは、俺が耐えれん!!

彼女には秘密で向かおう。サプライズと言う奴だ!
フライトを確保した俺はテーブルの花瓶を手に持ち、花の香りを鼻腔に吸い込んだ。













“4年後、君を我が家に迎えたい。だから留年はするなよ?”

大正時代から変わらない…いや、それ以上の思いを込めて……あの時、空港で彼女にそう伝えた。


「愛している」と伝える日が……
そして、今よりも魅力的になっているであろう君に会えるのが…
俺は今からとても楽しみだ。







end.



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