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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第43章 見えない艶っぽさを求めて / 🎴✳︎✳︎



「やっ、ダメ、たんじろ……」

俺の指がシワになるほどの蜜の量だ。一度抜いた後、舌でも味わいたいと思い、そっと入口に這わせていく。

甘い甘い雫に誘われるように、俺はそれを絡め取りながらたくさん味わっていくのだけど、上から降って来たのは七瀬の小さく、あたたかい掌だった。

それが頬に触れ、自分の耳飾りを一度シャランと揺らすと、俺の頬がそっと包まれる。

「どうした?」
素朴な疑問を口にしつつも、触れてくれた掌にしっかりとキスをした。

「んっ、触れてみたいなって、思っただけだよ。炭治郎の肌、触り心地いいもん」

それを言うなら………

「そうか?俺は七瀬の肌の方が断然触り心地がいいぞ?」
頬、首元、2つの膨らみ、おへそ…の順に舌で辿る。

「どこも触れてて気持ちいいんだけど、やっぱりここは格別」

「あっ、やだ、そんなとこで話さ、ない……で」

彼女の愛液があふれている入り口をチロ…と舐め上げると、途端に弓なりにしなる七瀬の体が愛おしい。

「凄く……はあ、甘いし……七瀬の味が1番…堪能……出来る」

ズル、ズル、と液を吸い上げ、花芽も指で捏ねてやる。すると一段と甘く啼く恋人がそこにいる。

「なあ、七瀬……一回イッてくれないか?…俺、見たい……」

「あぁん、やっ、ダメ……」

「………っと」
突然顔にぱしゃっとあたたかい液がかかる。
指先でそれに触れて口に含めば、先程の愛液よりも数段甘い味と香りがした。

「こんなに感じてくれて、本当に嬉しいなあ」

上体を起こし、七瀬の顔を確認しに行くとそこには ——

やばい………めちゃくちゃ可愛い。
右手の甲を口元に当て、真っ赤な顔で目を瞑っている恋人がいた。




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