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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第42章 大正、令和、時を駆ける〜ヒノカミ〜② / 🎴



しのぶ先輩によーくよーくお礼を言った後は職員室へ。
訪ねる先はもちろん………

「何?スマホを落とした事に全く気付かなかっただと?落下する音が聞こえなかった?そんな馬鹿な話があるか!拾ったのが胡蝶であったから良かったものの………沢渡、お前は本当にどうしようもない粗忽者だな!」

化学教師のネチネチ口撃が私と炭治郎を待っていた。
でもきっとこれが伊黒先生なりの「おかえり」なんだろう。

「おい、貴様……人が真剣に言ってる側で笑うとは何事だ!」

しまった、無意識の内にニヤけていたらしい。

「すみません!!」
私はペコペコと平謝りを横にいる炭治郎と繰り返した。こうして恋人のスマホを巡るタイムトリップは終わりを告げた。























〜おまけ〜



単独任務から無事に帰って来た大正時代の七瀬のその後。

「ねえ、七瀬!異国の言葉って思った以上に面白いのね!」

「七瀬さ〜ん。あれから行って来ますやおかえりなさいの挨拶にハグを取り入れてみたら、蝶屋敷の雰囲気が凄く良くなりましたよ〜」

「わあっ、すみちゃん・なほちゃん・きよちゃん!どうしたの??」


手首を捻った為、蝶屋敷を訪れた彼女。3人娘からの抱擁を戸惑いながらも受け止めた。



『異国って………一体何の事??』


その問いが判明するのに要する時間は100年と少し。


元号が「令和」になってからである。







end.


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