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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第10章 泡とあなたと私と/ 🌊✳︎✳︎


水柱邸の浴室にて——
私は風呂椅子に座り、背中を恋人に洗ってもらっていた。


「義勇さん、気持ち良いです。洗うの上手ですね」
「どうしたらあんな所で後ろから転ぶんだ?お前、鬼殺隊員だろう……」

後ろにいる彼が呆れながらも、私の背中を丁寧に手拭いで洗ってくれる。



帰宅する際、派手に足を滑らせ転んでしまった。また運が悪い事にそこが水たまりの中だった為、着物もろとも泥だらけになった。

幸い水柱邸は目と鼻の先だったので、気持ち悪い思いは少しだけですんだのだけど……。


「浴槽でも滑りそうだ。俺も共に入る」
彼がそう言って、私と一緒に湯浴みする事になった。

そう言えば2人でこうして湯浴みするのって初めてだっけ。



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