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恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)

第35章 He is neat ?/ 🌊


ニート…… 就学・就労していない、また職業訓練等を受けていない事を意味する用語(キメツペディアより)







私の気になる人はニートである……多分。

そう思う最大の理由は上下青のジャージだ。
ニートの方には非常に申し訳ないのだけど、ニートと言えばジャージのイメージが真っ先に浮かぶ。

「自分は違う!」そう声を高々に掲げて正々堂々と主張する方もいるだろう。

それもまあわからなくもないが、とにかく私の中ではニートとジャージがセットになっている。
「ニート=ジャージ」この2つの単語の組み合わせが自分の中で揺らぐ事はひとまずない。


さて、その思い人である。
彼が現れるのは私の勤務時間中の朝6時から9時半までの間。
キメツ学園から徒歩5分のコンビニ、ふじかさねマートに来店する。

ニート(仮)の外見は以下の通り。
身長175-180センチ。肩より少し長い黒髪を後ろで一つ結び。すらっとした体型。でも何となく脱いだら細マッチョ。そんな予感がしなくもない。何故なら私の勘はなかなかに当たる。

特筆すべきはその顔立ち。
とても綺麗。かつて男性でこんなに見目麗しい人を見た事があるか。数秒頭の中で逡巡してみたが、ないなあ…と思考が即座に判断した。


ピンポン、ピンポン———

午前7時05分、彼の来店だ。私の心臓が高鳴り始めるまで……後60秒。

「いらっしゃいませ、おはようございます」
まずはこの挨拶からだ。


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