恋はどこからやって来る?/ 鬼滅の刃(短編・中編)
第29章 夕暮れネイルに色香のeyes / 🔥✳︎✳︎
彼の右手が私の左頬を包み込んだ…と思うと、優しいキスが降って来た。
少しだけ啄んだ後、お互いの唇が離れて行く。
「七瀬」
「はい…ん…」
名前を呼ばれたすぐ後、私の耳元に彼の唇が届く。
「……だ」
「………はい」
離れる前に、キスがそこに一回落とされた。
再び顔を赤くした私は、その後彼と一緒に煉獄家へと向かった。
「……次回はマーマレードだ」
彼がいつもの低く、艶っぽい声でそう囁いた。
“朝焼けネイルはリスタートの合図”
end.